Sumita Scholarship Foundation, Cambodia

設立者故住田平吉プロフィール

■SSFCにつきまして 前代表理事 住田平吉
公益社団法人Sumita Scholarship Foundation Cambodia(以下SSFC)の代表理事の住田平吉です。
SSFCは16年間カンボジアで教育支援をしてきた者が集まり設立しました。

2001年あるNGOで活動していた私たちは、内戦で荒廃したカンボジアの地方の村に行きました。

其処でポルポト軍の虐殺から逃れ、生き残った村の長老たちに会いました。誰もが身内をポルポト軍に殺された人たちです。銃弾の跡が残る壊れた校舎の前で、悲惨な人生を体験した村の長老たちに「教育は必要です。村の子どもたちに教育を受けさせたいのです。校舎を建ててください!」と頼まれました。

親は「子どもが学校に行っても何の役にも立たない!田畑の手伝いをすれば金を稼げる。」と言っていた時代です。

長老たちの熱意に打たれ、何度か調査をした上で立派な校舎が建ちました。

2001年からの16年間、建設した校舎は増え、先生・生徒・村人の笑顔が見えるようになりましたが、絶えず気になることがありました。

「教育レベルの低さ」と「教育者としての意識」についてです。

師範学校で教育を受けた先生が増えた今でも、学校現場(教育現場)は、初期のころとあまり変わらないのです。

そこで、私たちSSFCはカンボジアの学校現場に入り、校長や先生と一緒になって、学校現場での授業改善・先生の意識改善に取り組むことが必要だと考えました。

また、就学率は上がったのですが、能力があり成績は良くても、貧困のために「中途退学をせざるを得ない生徒」もまだまだたくさんいました。

私たちは、あらためて、これらを大きな課題として支援することを決意しました。

教育は国を発展させ生活を向上させる根幹です。教育を継続させ、教育の質を向上させることが、希望を持ち、豊かな社会をつくると考えます。

SSFCは、それらの改善に16年間の思いを込めて、微力ですが力を注ぎます。

SSFCは、2018年3月8日に内閣総理大臣より、公益認定を取得し、公益社団法人となりました。

■前代表理事(住田平吉)プロフィール

・1940年神奈川県横須賀市生まれ。
・1959年に横浜国立大学に入学。
卒業後、横浜市の小学校で約20年間教員として従事。
その後横浜市教育委員会での2年間を経て、
・1991年に横浜市立日野南小学校校長。
・1994年に横浜市立杉田小学校校長。
・1997年に横浜市立立野小学校校長。
・2001年3月、横浜市立立野小学校長を最後に退職。
・2001年5月から
特定非営利活動法人(NPO法人)スクール・エイド・ジャパン事務局長
・2016年10月、任期満了にて退職。
・2017年一般社団法人Sumita Scholarship Foundation, Cambodia (SSFC)設立

カンボジアでの活動概要
2001年スクール・エイド・ジャパン理事長の渡邉美樹氏に要請され参画。私のカンボジア活動が始まりました。初めてのカンボジア調査では、首都プノンペンは貧しく、地方はさらに極貧生活の状態。すぐにも支援を始める必要性を感じました。
以下はSAJの活動実績です。)

2001年  NPO法人スクール・エイド・ジャパン事務局長就任
2002年  第1号校舎(小学校)が完成
コンポンチュナン州にトモケオ小学校建設。贈呈式を実施しました。
この時代、地方ではどこの家にもトイレは無く、大人も子供も、男女とも、林の中や藪の陰、田んぼで用を足していました。衛生教育の必要を痛感し、「校舎の建設」だけでなく「トイレ・井戸」もセットで支援することになりました。
2003年  貧しい子に、制服・文房具の支援開始
学校に着ていく服が無く、学校に行けない子がいることが判明。「制服」に加えて「ノート・鉛筆など文房具」も支援することが決定しました。
2004年  横浜(元赴任先小学校)の生徒にカンボジアの現状報告
日本国内での個別の募金活動「井戸募金」を開始しました。
現地では、SAJの支援の評判も広まり、「まだまだ使える校舎の建て替え要請」なども多発、「建設調査を厳密化」する必要性が発生しました。
2005年  カンボジア政府とMOU締結
MOUは、支援法人が安全に活動できるよう政府との協力体制を確立するための各種覚書です。これにより、ビザが無料で受給できたり、支援物資の輸入を免税にすることができました。
2006年  WFP連携開始
WFPの協力で「朝給食」が実施され支援活動の幅が広がりました。給食で生徒の出席率が100%に!。貧しい家庭の生徒の出席率向上のため、SAJでも「お米支援」を開始しました。
この年からネパールに支援を拡大、第一号校舎完成(小学校)
2007年  孤児院建設工事開始
孤児の問題が大きく目前に(カンボジア各州で孤児調査開始)。翌年にはSAJの孤児院が完成しました。
2008年  カンボジアに師範学校が出来た
カンボジア政府の方針で、地方の州にも師範学校が各地に開校され、教員不足・教員の質の改善が期待され、支援開始段階から気になっていた問題が一歩前進しました。
この年、日本の公益制度改革に合わせて一般財団法人School Aid Japanを設立しました。
2009年  公益認定取得
一般財団法人から、日本国内第一号として公益認定取得、「公益財団法人School Aid Japan」となる、これにより支援者の負担軽減にもなり、寄附が増えることが期待できました。
この時期、第100号校舎(カンボジア・ポーサット州)が完成しました。
2010年  師範学校卒業の先生が実戦配属
師範学校を卒業した先生が、地方の学校にも配属されて授業が変わった。 (これが、私のSSFC設立のきっかけになりました)
2011年  東日本大震災支援
東北大震災発生後直ちに救援活動を開始しました。内閣総理大臣から「東日本震災の被災者支援活動のための指定寄付」として認定を受け、災害支援物資の輸送・復興支援ボランティア派遣を開始しました。
2012年  SAJFarmで米の栽培開始 
2013年  幼稚園建設
「安全で清潔な幼稚園舎(プレイヴェン州)」を建設しました。
この年からバングラデッシュに支援を拡大、第一号校舎完成(小学校)
2014年  第200号校舎完成
バングラデシュナラヤンクル県に通算200校記念校舎(中学校)が完成。バングラデシュの学校教育のモデルになるような学校運営を開始しました。
2015年  SAJ、カンボジア首相府に招待される
フンセン首相から首相府に招待され、SAJの支援活動に対して、お礼の言葉をいただきました。
2016年  10月、任期満了にて退職。

以後、一般社団法人SSFC設立準備を始める。
2017年  4月、一般社団法人Sumita Scholarship Foundation, Cambodia 設立

2018年  3月、SSFCは、2018年3月8日に内閣総理大臣より、公益認定を取得し、公益社団法人となりました。
現在に至る。

お問い合わせは TEL 03-6272-5717 10:00-17:00の間にお願いします。

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